ベーシックレコーディングとデスクトップレコーディングの違い

レコーディングとは

RPAにおけるUI操作の1つであり、人間のUI操作を記録し(Recording)ワークフローとして実行する。

4種類のレコーディングがある。

1.ベーシック

2.デスクトップ

3.Web

4.画像

 

ここでは、記事のタイトルにおけるデスクトップレコーディングの実行方法とベーシックレコーディングとの違いを記載する。

 

デスクトップレコーディング方法

1.UiPath上でデスクトップレコーディングを選択する。

f:id:daishi-sakai:20210516104512p:plain

レコーディングの種類選択

2.メモ帳の入力欄を選択する。(事前にメモ帳を開いておく)

f:id:daishi-sakai:20210516104729p:plain

メモ帳の入力欄を選択

3.RPAで下記のフォームが自動で開かれるため、入力値を入れる。

ここでは、「こんにちは!酒井です。」と入力

「フィールド内を削除」チェックボックスでは、メモ帳に既にテキストが書き込まれていた場合、テキストをすべて消してから入力値を入力する。

f:id:daishi-sakai:20210516104829p:plain

レコーディング:テキスト入力

4.同じようにし「書式」⇒「フォント」を選択し、フォントサイズを変更して「保存」ボタンを押す。

キャプチャなし

 

5.「Esp」キーを押して保存する。

 

デスクトップレコーディングとベーシックレコーディングの違い

上記のレコーディングはベーシックレコーディングでも可能である。

両者の違いは以下である。

 

デスクトップレコーディング

  1. 同一ウィンドウ上の連続した操作
  2. 複雑なワークフローが生成される(【ウィンドウにアタッチ内】に格納される。)
  3. 部分セレクターを用いる
  4. 処理スピードは速い

Ex)メモ帳Aの「こんにちは!」と書き、フォントサイズと書式を変更して保存する

 

ベーシックレコーディング

  1. 複数のウィンドウ上の単一の操作に適している。
  2. シンプルなワークフローが生成される
  3. 完全セレクターを用いる
  4. 処理スピードは遅い

Ex)メモ帳Aとメモ帳Bを開き、Aの内容をBへ書き写す処理の場合、メモ帳Aウィンドウからメモ帳Bウィンドウへ操作が切り替わるためベーシックレコーディングが適している。

 

基本的にデスクトップアプリを操作する場合はデスクトップレコーディングを用いれば問題なさそう。

 

参考URL
https://academy.uipath.com/learningpath-viewer/1954/1/153405/11
https://se-kirari-quality.hateblo.jp/entry/uipath_recording